世界5大ウィスキー 産地と違い ウィスキーの5つの特徴

この記事のテーマ

世界を代表するウィスキーは大きく分けて5つあります。それぞれの産地と特徴をシンプルにお話します。世界5大ウィスキーの違いと特徴を知りたいと言う人に向けてこの記事を書いています。

世界5大ウィスキー。

• アメリカン(アメリカ)
• カナディアン(カナダ)
• アイリッシュ(アイルランド)
• スコッチ(スコットランド)
• ジャパニーズ(日本)

5つの国で造られているウィスキー、これが世界を代表する5大ウイスキーです。掘り下げるととっても細かいので押さえておきたいポイントだけお話します。

アメリカン ウィスキー

バーボンウィスキーとは? (定義)

• 原料の51%以上はコーンを使用。
• アメリカ合衆国内で製造。
• アルコール80度以下で蒸溜。
• 内側を焦がした新樽を使用。
• 2年以上熟成。

以上を満たしたものがバーボンウィスキーと言えます。とは言ってもしっくりこないですよね。ウィスキーは糖化→発酵→蒸溜と言うような工程を理解していないとよく理解できないからです。

シンプルにバーボンとは

バーボンウィスキーの特徴は何と言っても、樽の内側を焦がした（チャーした）樽で熟成させる点です。樽の香味成分を引き出し、熟成時のウィスキーの色合いにも影響を与えます。

シンプルにバーボンとは、原料は「コーンが主体」で「焦がした樽で熟成させる」です。まずはこの２つを理解したいです。

カナディアン ウィスキー

カナディアン ウィスキーとは? (定義)

世界5大ウィスキーの中では、もっとも軽快でマイルドな風味のウィスキーです。

カナディアン ウィスキーとは？（定義）

• 穀物を原料に酵母により発酵。
• カナダで蒸溜。
• 最低3年間貯蔵。

他のウィスキーと比べると緩やかな法律になっています。

カナダのウィスキー「一般的な製法」

「フレーバリング ウィスキー」と「ベース ウィスキー」をブレンドするところにあります。

★フレーバリングウィスキーとは。

ライ麦を主体に、トウモロコシや大麦麦芽を加えて造る、香り高い芳香なウィスキー原酒です。

★ベースウィスキーとは。

トウモロコシを主原料に少量の大麦麦芽で糖化、発酵させてアルコール度数の高いクセのない香りも弱いウィスキー原酒です。

この2つの原酒をブレンドしてクセのないライトなウィスキーが生まれます。これがカナダのウィスキーの特徴です。

アイリッシュ ウィスキー

アイルランドのウィスキーとは？（定義）

• 原料は穀物。
• 麦芽酵素で糖化、酵母で発酵させる。
• アルコール度数94,8％以下で蒸溜。
• 木製の樽を使用。
• アイルランド国内の倉庫で3年以上熟成させる。

アイリッシュウィスキーの特徴は、麦芽を製造する際にピートを使わずに石炭を使用し「スモーキーフレーバー」を付けいないところにあります。

☑︎原料に大麦麦芽を使うことで大麦の香味成分が出てアイリッシュウィスキーのスタイルを確立させています。

スモーキーフレーバーがない分ライトですっきりした味わいのウィスキーと言えます。

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「石炭」身じかに石炭が沢山あったため、使いやすかったので使用しました。

「麦芽」昔、麦芽に高い税金が掛かった為、麦芽の使用量を減らし沢山あった「大麦」を使用した事が、結果として大麦麦芽を使うスタイルの確立に至りました。

スコッチ ウィスキー

スコットランドのウィスキーとは？（定義）

• 穀物を原料。
• 酵母より発酵。
• アルコール95度未満で蒸溜。
• 木樽で最低3年以上熟成。

スコッチウィスキーの特徴：麦芽を乾燥させる際に「ピート」を使用する為にピートに由来する独特のスモーキーフレーバーがついている事です。

地域はハイランド、ローランド、スペイサイド、キャンベルタウン、アイラ、アイランズと地域によってウィスキーの個性もいろいろです。

ジャパニーズ ウィスキー

日本のウィスキーとは（定義）

• 発芽させた穀物が原料。
• 発芽させた穀物と水を原料として糖化、発酵させたアルコール含有物を蒸留した物。
• アルコール度数95度未満で蒸留。
• アルコール、スピリッツ、香味料、水、色素を添加して良い。
• ウィスキーのアルコール分が全体の10％を下回らない事。

ジャパニーズ ウィスキーの特徴：スコッチ ウィスキーを真似て造られたのがジャパニーズウイスキーです。スモーキーフレーバーをソフトに抑え、水割りにしても香味の伸びが効く特徴があります。

世界5大ウィスキー5つの特徴 まとめ

1. スコッチはスモーキーフレーバーが特徴。
2. ジャパニーズウイスキーはスコッチに似たタイプ。
3. アイリッシュウィスキーは石炭を使いスモーキーフレーバーが無くライトですっきり。
4. カナディアンウィスキーは、2種の原酒をブレンドしてクセのないライトな口当たり。
5. アメリカンウィスキーは原料をコーン主体に、内側を焦がした樽で熟成。

世界5大ウィスキーの要点、ポイントをまとめてみました。細かい内容は別の記事で掘り下げていきたいと思います。