☑この記事のテーマ。
食品添加物の元トップセールスマン「安倍 司さん」の実話より。【ミー○ボール】【特売ハム】【コヒーフレッシュ】の3つの面白いお話しから抜粋。安さの秘密もお話します。
商品の類似品の違いや 安さへの疑問、食品の裏側の表示が気になる方、素材に興味のある方に向けてこの記事を書いています。
骨から削り取った本来ペットフード用クズ肉(端肉)を30種類の添加物で美味しいミー○ボールに!
- 安い
- 美味しい
- かんたん
- お手軽
- 日持ちする
- 子供が喜ぶ
そんなコンセプトで産まれたミー○ボール。本来、産業廃棄物となるべき端肉をどうにかしたいという業者の思いから、添加物のトップセールスマンが色々混ぜて完成させたヒット商品ミー○ボール。
安さの秘密
クズ肉(端肉)とは言え肉は肉。味も素っ気も無い肉に歯ごたえやエキスの風味、科学の旨味と見た目の色、保存料などを混ぜて形にします。
- 安い廃鶏(卵を産まなくなった鶏)
- 人工肉(繊維状大豆たんぱく)
- ビーフエキス
- 科学調味料
- ラード
- 加工デンプン
- 結着剤
- 乳化剤
- 着色料
- 保存料
- pH調整剤
- 酸化防止剤
後はソース。ケチャップも使いません。トマトペーストに着色と酸味料、増粘剤でとろみをつけてケチャップもどきの完成です。
産業廃棄物となるべき端肉を添加物で生き返らせる技術と発想は凄いです。これで原価は20〜30円だとか。100円弱で買えるのも納得がいきます。良いか悪いかはあなた次第です。
【ミー○ボール秘話】ミー○ボール開発者(業者)が消費者になったとき、まさか自分の家族が添加物の塊を食する事になるとは。添加物のトップセールスマンに登りつめ、そして仕事をやめるきっかけとなったエピソードの続きは…
プリンハムの正体(特売ハム、スライスハム)
業界ではプリンハムと言う用語が有ります。ズバリ、水を肉の中で固めたハムと言う事です。
業界では雑巾ハムとも呼ばれています。搾れば水が出るくらい水を含んでいるからです。水増しハムとも言います。
100キロの豚肉から120〜130キロのハムを作る。
増えた20キロは何か? 1番安くて便利なのは水です。加熱すると固まる肉用ゼリーを作り、100本くらいの注射器で肉の塊に注入します。
均等に行き渡るように揉み込み加熱して固めたらプリンハムの完成です。市場価格で100グラム100円ほどです。その理由は裏に書いてあります。
肉用ゼリーの材料(原材料表示を見る)。
- 大豆タンパクや卵白など(固まるもの)
- 乳タンパクや海藻抽出物(固まるもの)
- 添加物(かさ増し分の色や弾力を出させる)
固まれば何でもOKと言う世界。
安売り競争に生き残るためだけの増量作戦です。加工食品業者の誇りはみじんも有りません。豚肉で作られるハムになぜ大豆タンパクや卵白が使用されているのか。添加物知識が無くてもおかしいと思うはずです。
コーヒーフレッシュの正体。
ファミレスなどで使いたい放題のコーヒーフレッシュ。なぜ、タダで使いたい放題か考えた事はありませんでした。安くて手軽なコーヒーフレッシュの正体とは。
水と油と白い粉でコーヒーフレッシュが出来る。
サラダ油に水を加え乳化剤で白濁し混ぜます。増粘多糖類でとろみを付け、カラメル色素で薄く茶色にしてクリームらしくします。保存料とクリームの香料を入れて完成。ざっくりこんな感じです。
誰も裏側を知らない現実。
「もどき商品」「フェイク商品」、加工食品には「ごまかし」が実に多いと言う事です。なぜファミレスで山積みされて「使い放題」になっているのか…そんな「素朴な疑問」を持ったことがありませんでした。
素朴な疑問を持つ事がすべての始まり。
ハムにしろコーヒーフレッシュにしろ、「なんでこんなに安いんだろう」と「原材料表示」を見て、常識に照らし合わせて考えれば直ぐに結論は出るはずです。安いのには理由が有るからです。
そのような視点を目覚めさせてくれる著書「食品の裏側」は僕の必読書の一つです。いつまでもシャキシャキのコンビニサラダの製造法や、豚骨スープの作り方など面白いお話盛りだくさんなのでお薦めです。
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